新聞や本を読むことで、本当に国語の成績が伸びるのか?

大学生の時、サブで国語の家庭教師のアルバイトをしていました。できる子を伸ばすのではなく、苦手な子を引き上げる役目でしたが、「国語=読解力=自分の意見」と思い込んでいる素直な子ほど、苦手だったと思います。

個人的には、「国語=模範とすべき日本人の若者の意見」であり、「先生はこう思って欲しい、と自分が思えるような意見を選べ!」と教え子に言ったところ、みなメキメキ成績が上がりました。

「読書」や「新聞を読むこと」で、国語力が上がると言われますが、テストの「国語」をできるようになるならば、採点者の先生の多数が読んでいる「朝日新聞」を読んだほうがいいかもしれません。

なんせ、彼らの期待値がわかるので、「自分の意見を書け!」という変わった先生でなければ外さないと思います。だから、投資をしていない先生があまり読まないと思われる「日本経済新聞」を読んでも、国語力は上がらないと思います。

大学になっても、教授の意見と一般論との差異をもとに、先生寄りの意見を論じないと「優(A)」はとれませんし、ビジネス文章も、「一般論」との差異をもとに、提案の良さをアピールしますよね。おそらく、ビジネス書もそう。今思えば、この経験は今に活きているかもしれません。

そのため、「国語」では「リーディング」は身に付くと思いますが、「ライティング」はあまり身に付かないと思います。書くためには、自分で意見を比較して、「考え」て「表現」しなければならないので。だから、「答えのない読書」が必要ではないでしょうか。一般常識には、答えのような定石はありますしね。ただ、「守・破・離」の「守(常識的なこと)」は身に付くので、あらゆることのベースとしては意義が大きいのではないかと思います。

あと、この考え方だと、「ビジネスパーソンは日本経済新聞を読め!」ということについて、一定の答えになるのではないかと思いますし、「ちょっとした文章を書くためにも読書をしろ!」という答えになるかもしれませんね。

※国立や私立の名物先生のように、考えさせる授業ではなく、あくまで私が公立の学校で学んだ授業をもとにしています。

ここ最近の電子出版関連ニュース

紙書籍の編集なので実際関係はないのですが、なんだかんだで学生時代から興味があります。
実際、携わっていたことがありますが、とりあえずここ2か月くらいのニュースをまとめました。

100億円市場にリーチ 『電子書籍ビジネス調査報告書2006』

2005年度の出版界全体の売上は約2兆3000億円。うち書籍は9197億円で、電子書籍市場は書籍市場の1%の規模に達したことになる。

と、記事にあります。携帯電話とPC用が半々で、携帯向けのコンテンツはテキストとコミックが半々とのこと。
規模は小さいけど、これから伸びていくと思います。
ただ、ニュースじゃない作品はテキスト・コミックともに書籍のほうがわかりやすいと思いますが。

紀伊國屋書店、毎月テーマに沿った書籍・雑誌を紹介するPodcasting番組

書店がテキストではなく音声で紹介するというのが気になりました。

新聞離れとは言え、新聞は必要

一人暮らしのときに新聞社のインターネットだけで新聞の情報収集をしていたのですが、
インターネットだと好きな情報ばかり取り入れてしまうと思います。
目的を持っている場合はよいのですが、偏ってしまう。
気づかなかったものの魅力に気がついたり、
大人(学生)として最低限な情報を得るためにも、重要だと再認識するこのごろです。

Adobe、Flashも楽しめる電子書籍ソフト「Adobe Digital Editions」を発表

マクロメディアを買収した時点で予想はできていましたが、実際どうなるかを見守りたいです。

DNP 書籍の電子化、流通ライセンス事業に本格参入

小さなニュースですが、こういった動きが数年後に結果として現れるでしょう。

Webブラウザ上で「ページがめくれる」,PFUが文書公開ツールを発表

いつも思うのですが、書籍のめくれる感じなどを画面で実現するのにどんな意義があるのか疑問に感じます。
印刷してレポートをペラペラめくった方がよい気もしますが。
でも、たぶんそういう問題じゃないんでしょうね。

書籍と携帯でビジネスの創造力を鍛える「ヒラメキ・ノート」

書籍と携帯電話の新たなタイアップです。双方媒体の特長をうまく利用しているのではないでしょうか。

神保町ブックフェア

神田神保町といえば本の街ですが、年に1度ブックフェアが開催されます。
青空古本市、そして少し汚れている(といいつつ、きれいです)書籍がすずらん通りで安く購入できます。
 
今年は売り子として参加しました。
出版社によって値引率はまちまちですが、半額が多いです。
また、なかには定価で販売される出版社さんもいますが、本好きにはおすすめなイベントです。
 
うちは結構安くさせてもらいましたが、夕方には投げ売りになります。
100円になることも多く、まとめて値引きできる場合が多いと思います。
また、夕方でなくとも値引き交渉をする価値ありです。
 
昼はすずらん通りを九段方面に抜けて渡ったさくら通りにある「メナムのほとり」の屋台でグリーンカレーとタイ風焼きそばを食べました。
ここら辺では結構おいしいと評判の店らしいのですが、お祭り気分も手伝ってよかったです。
 
隠れるようにランチビールを飲みつつ、昼休みには自分も客として他の出版社さんの本を買い漁りました。
「安く買った本は読まない場合が多い」といわれつつ、10冊ほどを購入。
たまには、こういった変わったイベントを楽しんではいかがでしょうか?
 
 
 

松下、カラー液晶を搭載した文庫サイズの電子ブック開発

個人的に電子出版は気になるところなので、紹介します。本とかモバイルに興味がない人はつまらないと思いますので、読まれる方は了承の上で。


(以下、ケータイWatchからの引用)
5.6インチ、1,024×600ドット(ワイドSVGA)の透過型低温ポリシリコンTFT液晶を搭載。ディスプレイの横には、アルファベットの「E」の形をしたタッチセンサー「Eセンサー」を配し、指1本で操作できる。内蔵のリチウムイオン電池で約6時間の連続再生(電子書籍閲覧時)が可能となっている。大きさは105×152×28.4(最薄部18.5)mmで、重さが325g。ボディカラーはホワイト。

 対応する電子書籍配信フォーマットは、電子ブック「ΣBook」で採用されているSD-ePublishで、コンテンツの価格は紙書籍より2~3割安くなる。閲覧可能な動画フォーマットはMPEG-4となる。松下電器では、年内にもネットおよび一部書店で発売する予定。価格は40,000円前後となる見込み。 

ハードウェアの進化とコンテンツの紙媒体に対しての低価格化、そして動画対応という点が特徴でしょうか。ニュースリリース(http://www.panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn060926-1/jn060926-1.html)を見ると24時間購入可能の携帯電話・PC用コンテンツを電子書籍ハードでも展開するとのこと。


(ニュースリリースからの引用)
コンテンツは、小説からコミック、グラビアまで多様なコンテンツの提供を行ないます。また、オリジナルコンテンツ(電子書籍向け書下ろし等)や読書端末に適したリッチコンテンツ(音声や映像を付加したマルチメディアコンテンツ)の制作・配信も行なっていきます。

具体的には、PCと読書端末向けポータルサイト「最強☆読書生活」(saidoku.com サイドクドットコム、10月2日開設予定)をはじめとして、順次、様々な電子書籍配信サイトを展開します。

オリジナルコンテンツですか。確かにコアなファンがいる著者さんのものは人気が出るだろうけれども、実際利用は増えているんでしょうか。経験と知識不足から上手くまとめられませんが、ニュースとかではない、エンターテイメントとしての電子出版が普及していくのはもっと違う切り口がいると思います。

なんというか、気に入ったページを折ったり、パラパラめくる感覚を単純にしおり機能などではなく感じさせるのが大事だと思います。「本の重みが」といわれていますが、そういった感覚的なものを「なんとなく感覚」ではなく実現できればと思います。そんな日は来るんでしょうかね。

とにかく、いろいろなものを取り込んでいる携帯向けでは成功するかもしれません。しかし、このハードでは難しいと思います。PCや携帯を上手く扱えない人、本の感覚を求めている人、どういった人をターゲットとしているかはわかりませんが、40,000円前後の価格だったら違うもの買います(普通の新書が50冊も買えます)。あと、携帯電話とか充電することが従来から当たり前なものではないもの、つまり本を充電するのは面倒くさいと思います。しかも、6時間しか読めない本は感覚的に厳しいです。

と、厳しく突っ込んでしまいましたが、気になるからこそ突っ込んでしまいます。個人的には、新しいコンテンツよりも、廃刊したものが限定かつ低価格でどんどん復刊して欲しいと思っています。

また、IBTimesというビジネスニュースサイトがオープンしていました。どこら辺に他メディアとの差別化が図られているかがまだはっきりとわかりませんが、本件が掲載されていたので取り急ぎ紹介します。

IBTimesの記事
http://jp.ibtimes.com/article.html?id=1139

元の記事からの引用

松下、カラー液晶を搭載した文庫サイズの電子ブック開発